3歳児神話の肯定論と体の健康を考える

日本社会は心と体の健康が悪くなって来ています。その原因を書いたブログです。

三才児神話を歴史的に考える

明治から昭和40年ころまでの日本人は三才神話肯定論で育ったので、人間として極めて健全だったのです。

 

しかし三才神話否定論を昭和30年終わり頃から行って60年人間としてどこが悪くなった事を書くと、

 

サイレントベビー、幼児虐待、小1チルドレン、いじめ問題、学力低下不登校、ニ-ト、給食費、保育費

 

の未払い問題、多くの離婚,街の落書き、放火、荒れる成人式育児ノイローゼ、ウッ病などの精神疾患なのでこの事は当時はほとんどいない時代でした、

 

この事を言うと三才児神話の話と比較して極端ではないかと言う人がいるので、 今回理由を書いて見ます。

 

まず一つは三つ子の魂百まで、この言葉を信用するかしないかです。

 

二つ目は脳の80%はほぼ3才で成長が終わってしまうのです。澤口俊之先生のお話の時に書いたHQと言う脳領域も幼児期の時に成長するので、大人になって性格変更は難しいと思います。

ただし20%の確率が残っていますので0ではありません。

 

【サイレントベビー】上記に書いた例としてサイレントベビーがある意味で、象徴的ではないかと考えます。

 

サイレントベビーとは言葉をあまり発しない、笑顔も少なくおとなしく扱いやすい子。従ってお母さんによって、子育てが楽な良い子と捉える人もいると思うのです。

 

この事は将来どう言う影響が待っているか予想しますと、他人とのコミュニケーションが苦手な子に育っ可能性が高い。お母さんとの信頼関係関係が、薄くなるのでその子に強い意志力が育まれなく、心の弱い子に育つ可能性がある。

 

この事を解消するには、母親が赤ちゃんを抱いてあやすとか、よく話しかけをすると表情が豊かになってきます。

昔のお母さんはあやしたり、よく話しかけを出来たのに、今のお母さんが何故その様な事を出来ないのは、

 

人は育てられたように育てると言う言葉があるように、今のお母さんの多くは三才神話否定論で育ていて、自分が寂しく育っているので自分の子供も寂しく育てると言うパターンになっているとに思います。

 

【幼児虐待】この事を語る時は母性について知らないといけません。母性はいくつあるか私の考えでは14あるのです。ほとんどの女性は生まれもってそのような母性は身に付いて生まれてきますが2つだけは3才までに母の愛によって育まれ、そこが大切なのです。

 

1つは女性のおしゃべりの件ですがお母さんの優しい声のシャワーを浴びることによってそう言う母性が女の人の赤ちゃんだけに育まれると考えられます。

 

もう1つの母性は、生まれて来た赤ちゃんはお母さんが可愛く思えるか、思えないかです。ここが幼児虐待になるかならならないかの分かれ道です。

 

今は早くから保育園に預けて育てるので優しい言葉のシャワーもない、お母さんの笑顔もない、当然自分の笑顔もない、肌の触れあいも少ない、自分が可愛く育ってもらっていないので,赤ちゃんを可愛いと思える母性が育くまれなかったのです。

 

従って自分が子育てする時は、生まれて来た赤ちゃんは可愛く思えないとか、育児ストレス、子育ては面倒くさいとか言うのです。

 

この様な人は私は三才児神話否定論者の被害者と言っているのです。ここに幼児虐待の基本的な原因があると私は考えています。

この反対が五体不満足乙武さんのお母さんだと思います。このお母さんは病院での自分の赤ちゃんが五体不満足にもかかわらずの初対面の時,あら可愛いと言ったと聞いています。

つまりこのお母さんを育てたお母さんが愛情一杯にかけて育てたので乙武のお母さんは、赤ちゃんを可愛いと思う母性が育くまれていたので、そのような言葉になったと考えられます。

この様な人は育児は楽しい事だと言うし、今は死語になった言葉に、育児は女の天性と昔は良く言ったものです。

ここが三才神話肯定論の要です。

 

【小1チルドレン】とは、小学校1年生に入学した子が授業中勝手に立ち上がったり、トイレに行ったり、又は家に帰たりして授業にならない子供達。

 

長い教育の歴史的を考えた場合、初めての現象だと思います。しかもこの事は三才児神話否定論の負の連鎖の3段目ではないかと考えます。

 

1段目は40数年前から続いている不登校問題、2段目はその世代が子育てに入った20数年前から急に増えた幼児虐待問題、3段目は2段前後に生まれた人が子育てした結果その様な子供達が出現したと考えます。

 

原因は赤ちゃんの時の愛着障害、特に人の話を落ち着いて聞く絵本の読み聞かせなどはなかったと思われます。

 

【イジメ問題】相手を思う気持ちが弱いつまり幼児期の愛情不足

 

学力低下】幼児期に育つ、やる気、集中力、記憶力、創意工夫などの能力が育たなかった。

 

不登校ニート】我々モンゴロイドは幼児期は長く丁寧に育児を行なければなりません。従って赤ちゃんの経験が短いので、赤ちゃん返りの現象です。西洋に不登校はいないと聞いています。それだけ西洋のコーカソイドの人の幼児期の期間は短いと考えた方が良いと思います。

 

給食費、保育費の未払い問題】子供を思う気持ちが弱い

【多くの離婚】子供を思う気持ちが弱い

 

【街の落書き、放火、荒れる成人式】この事は澤口先生の言うように幼児期にHQの発達が正常に成長しなかったと考えます。

 

うつ病】この事もHQの未発達か幼児期の愛着障害だと思います。

 

HQとはハイパー知性。ヒューマティー知性「人間性や社会性をつかさどる知性」HQは脳の中で「監督」のような役割をしていて、この脳力をたかめれば偏差値を含めた学力は上がりますし、自己コントロール力も身に付きます

私が思うのに澤口先生の考えるHQと今幼児で注目されている非認知能力と100%同じではありませんが、同じような部分がかなりあると思います。

 

                                                

女の人は赤ちゃん返りの意味は知っていますが、男の人は意外と知らない人が多いので、もう一度掲載しておきます。

赤ちゃん返りの言葉の意味は普通に考えると上の子が、下の子が生まれた時、お母さんが取られた困ると思うので私もかまって欲しい為上の子がお母さんに甘えて赤ちゃんに返るという意味ですが、

 

もう1つの意味は人間は成長の過程では乳児期は乳児期らしく育てて幼児期は幼児期らしく育てないと、将来赤ちゃん返りするのです。

 

古市さんの書いた本で古市さんが早くから保育園に入れるとしっかりすると言うのは本当で、ここが将来赤ちゃん返りすると考えていないのが問題なのです。つまり不登校ニートと言うのは何にもやらない赤ちゃんそのものではないかと考えます