3歳児神話の肯定論と体の健康を考える

日本社会は心と体の健康が悪くなって来ています。その原因を書いたブログです。

昔は本当に大家族制度であったのか

昔は大家族制度なので育児ノイローゼになる人もいなく家の誰でも子育てできるので、子育てがうまくいったと言うのです。

 今は核家族ですから母親が孤立して育児ノイローゼ、になるのは核家族が悪いと誰が言ったか知らないけど、この言葉が独り歩きしていて今は常識となっています。

 しかしこの事を立ち止まって考えるといくつかの疑問点が出てきます。まず日本社会の家族制度では全世帯が大家族制度と言うのは時代的にあり得ないのです。

江戸時代の長屋制度の家のサイズでは夫婦2人と子供2人が限度だと思います。

 次に江戸時代において一般の庶民が7人8人と数多くの子供を育てる場合は収入もないし病気で乳児の死亡とか、乳児の間引きなどしてある程度子供の数を少なくして育てたと考えます。江戸時代の人口の推移をみれば納得できると思います。

 次に多分明治終わり頃だったと思いますが、国が国策として生や増やせと言ってから子供の数の多い家庭が急に増えたのです。

しかしこの事も核家族を増やす原因の1つなのです。それは長男は家の跡取りとしてその家の家長として大家族制度を継続できますけど、残りの次男三男などの男の人は分家と言って今の核家族になるので核家族が増えると予想されると思います。

 NHKファミリーヒストリーと言う番組はここら辺の時代を放送していますから、当時の家庭の家族構成を考察するのにはちょうどいい番組だと思います。

 問題は全世帯の何割が大家族制度かと考えると、そう言う資料は多分ないと思うので、私の考えでは大正時代位の時で30%からよくあっても40%ではないかと考えます。

今は長男でも家の跡取りを継がない人もいますからより核家族している時代なのです。従ってこの事は今の社会常識に騙されていると思うのです。

 参考までに今の若い人は知らないと思いますが、日本が戦争に負けたので海外の引き揚げ者で急に日本本土に人口が増えたのでこの国は人で沈没すると言う時代もあったのです。

 次に幼児期の在り方についても現代社会の常識に騙されている部分を今までに書いた文書からまとめて書いてみました。

 

【三才児神話否定論について】
厚生労働省は平成10年にこの問題は少なくとも合理的な根拠は認められないと言っていますが、その後少し意見変更して[明確にそれを肯定する根拠も否定する根拠も見当たらないのが事実としたと]ネット調べではそうなっていますが、本当は悪い事は知っているのだけど自分がやっている事なので本音が言えないと思います。その例として母の愛情の大切さの文書に書いた子犬の販売方法があります。

 

【保育園制度について】
幼稚園と比較して4っの問題点があり子供の心の成長において問題有りと考えています。この事は昔の保母さんであればあるほど、保育園に預かる子はかわいそうな子と言いますし、私なら預けないと言う保母さんもいたのです。

あるブログを見ていたら幼稚園で預けていたのを仕事に行くのに保育園に頼みに行った時、あらかわいそうな事するネ、と言われてビックリしたと書いてあるのです。この園長さんは正直だったと思います。

 

【教育とは6才まで】
何事にも行う時は、やる気、集中力、記憶力、創意工夫、の4っの能力が必要なのです。そのような能力はほぼ6才位で決まるので教育とは幼児期の在り方を中心として考えるべきと思います。
この事は基本的に母親しか出来ません。

 

【西洋の育児書の問題点について】
日本の赤ちゃんと西洋の赤ちゃんと同質ではありませんから西洋の育児を基点に論ずるのは話半分に聞いて下さい。

学生さんで幼児のかわる勉強している人は西洋の赤ちゃんと日本の赤ちゃんの比較研究すれば良いと思います。例えば夜泣きはあるか、眠くなるとグズルかグズらないか、何才まで母乳を欲しがるか、

参考までに日本の赤ちゃんでは私が聞いた人の中では小学校へ入学する前後が最年長であまり長く欲しがる人はオッパイに塩を塗ったと聞いています。もし学校と言う制度がなければ7才前後まで求めたと思います。

 

【母性について】
50何年か前に当時年配の保母さんから、私に男の人は無口だから子育てしては行けなヨと言われたのです。この事もよく考えると、その事は当時はおそらく全員の保母さんが知っていたと思われます。

何故その事が語り継がれなかったと考えると余計な事は言わない、この考えで途切れたと思います。